七美茶に入っているゴールデンキャンドルはどんな食物?
ゴールデンキャンドル(キャンドルブッシュ)とは下記のような植物です。
ゴールデンキャンドル、キャンドルブッシュとは、インドネシア、インドなどの熱帯アジアの湿地帯に自生するマメ科の植物で学名を Senna alata (L.) Roxb.(シノニム: カッシア・アラタ Cassia alata L.)という。
ゴールデンキャンドルは、キャンドルブッシュやハナセンナ、ゴールドブッシュなどともよばれています。高さ1~4mの常緑低木です。夏~秋ごろに黄色くロウソクのような花を咲かせます。
1,300年以上前からインドネシア王室では美容やダイエットとして愛飲していたようです。今でも民間の健康法として利用されています。
また、七美茶に使われているゴールデンキャンドルはインドネシア産のものを使用しています。
ゴールデンキャンドルに含まれている栄養成分
食物繊維
ゴールデンキャンドルは食物繊維が豊富で、生キャベツの12倍、ごぼうの6倍だといわれています。水溶性の食物繊維のため、水に溶けることでドロドロのジェル状に変化します。ドロドロになるため、小腸での栄養素の吸収速度を緩やかにする働きがあります。
フラボノイド
フラボノイドはポリフェノールの一種です。抗菌、抗酸化作用があります。またデトックス作用、アンチエイジングなどともいわれています。
その他
そのほかにも鉄、リン、ビタミン、ミネラル、カルシウム、クリソフェノールを含みます。
ゴールデンキャンドルに下剤成分が入っているというのは本当?
ゴールデンキャンドルは、センナという下剤成分(センノシド)が入っている植物だから危険ではないのか、と聞かれることがあります。
まずは植物の違いから見ていきましょう。
ゴールデンキャンドルとセンナ
ゴールデンキャンドルは、ハナセンナなどとよばれセンナと名前が似ています。これは和名や通称名といわれるものです。植物の種類を判断するためには、学名と分類をみます。
- ゴールデンキャンドル:学名(Senna alata)マメ目マメ科センナ 属ゴールデンキャンドル
- センナ:学名(Senna alexandrina)マメ目マメ科センナ属 種センナ
上記のとおり学名が異なるため違う植物であるといえます。
医薬品分類について
センナは小葉部分は医薬品に分類されています。小葉部分は生薬として古くから用いられていました。小葉に含まれるセンノシドAおよびBを有効成分として瀉下剤(しゃげやくざい)としています。
しかしセンナの茎の部分は「非医薬品」に分類されています。センナであっても、茎を使用していれば食品で使用することを国が認めています。
一方でゴールデンキャンドルはすべて非医薬品の分類です。そのため食品で使用することを国が認めています。
健康茶にセンナが入っている?
なぜゴールデンキャンドルとセンナが同一視されているのでしょうか?
それは、医薬品成分であるセンナの葉が検出されたダイエットティー(ブレンド茶)があるからです。またこれらは、原材料にゴールデンキャンドルも使用していました。
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所が、「医薬品成分(センナ葉等)が検出されたいわゆるダイエットティーについて(20060405)」のタイトルで、センナが含まれていた摘発事例を商品名とともに掲載して注意文を発表しています。
また、国立研究開発法人は食品分類にあたるセンナの茎部分や、センナの類似植物であるゴールデンキャンドルにも、センノシドAおよびBが含有していることを報告しています。
ゴールデンキャンドルを含むお茶は危険?
国民生活センターは2014年に、ゴールデンキャンドル(キャンドルブッシュ)を含む健康茶には下剤成分であるセンノシドが含まれていると注意文を発表しています。
その文書では、ゴールデンキャンドルを含んだいくつかの健康茶を調査した結果、センノシドが含まれていたことが分かったそうです。(国民生活センターは商品名を掲載しています。気になる方は調べてみてください)
七美茶のセンノシド検出分析結果
七美茶はセンノシドAおよびBのどちらも検出されていません。日本食品分析センターに依頼した分析試験で結果として出ています。
※ 第三機関(公益社団法人 日本食品分析センター)の分析試験結果
※ 分析方法:ティーパック2袋を1Lの水に入れ、強火にかけた。沸騰後弱火にし、10分間煮出した液について試験しています。
なぜ七美茶にはセンノシドが検出されていないのか?
なぜ、当社のゴールデンキャンドルではセンノシドが検出されなかったのでしょうか?
当社の考えとしては、国民生活センターが検証した業者のお茶は、ゴールデンキャンドルでは検出できない多量のセンノシドの成分が検出されていました。そのため七美茶で使用しているゴールデンキャンドルとは異なると考えています。
七美茶で下痢になる? のはなぜ
七美茶のレビューの中には「七美茶を飲んで下痢した」「急にお腹が痛くなりどっさり出た」など、効きすぎてしまったという声もあります。
下剤(センノシド)が入っていないのに、なぜでしょうか?
それは、七美茶は食物繊維を豊富に含む食物を多くブレンドしているからです。ゴールデンキャンドルやごぼうがこれにあたります。
普段お腹を壊しやすい方や、お腹が冷えている方は食物繊維を多く摂ると、下痢をする傾向があります。
七美茶の1日の目安量は?
1日の目安は「1リットル2包まで」ですが、自分にあった分量で飲むことが大事です。
初めての方や、お腹がゆるくなりやすい方は、まずは薄め(1~3分以内煎じたもの)からお召し上がりください。
頑固な便秘の方は、5~10分煮出したものをお召し上がりください。
お腹の腸内環境は個人差があり、また日によっても大きく変わります。ご自身の体調を気にしながら、七美茶で快適な毎日を過ごしていきましょう。
結論:七美茶は安全
七美茶100%自然食物をブレンドして作ったお茶です。下剤成分(センノシドAおよびB)が検出されていないことを確認済みですので安心してお召し上がりいただけます。
ぜひ七美茶を飲んで、毎朝スッキリ生活を続けてください。